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人を採るにはどうするべき?経理・会計分野の求職事情

『人を採るにはどうするべき?』経理・会計分野の求職事情

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『人を採るにはどうするべき?』経理・会計分野の求職事情

現在は経理・会計関連の仕事で売り手市場が続いているため、人材の確保が難しくなっています。人材を確保するためには、転職者が知りたい情報を求人票に明記したり、採用基準を明確にして年齢や性別にとらわれない採用をしたりといった工夫が必要です。こちらでは、経理・会計分野の求人事情についてお伝えします。

経理・会計関連の仕事は売り手市場

現在、経理・会計関連の仕事は売り手市場が続いています。経理・会計の労働人口が減っているにもかかわらず、需要(雇用)が増えたためです。

2008年のリーマンショックの影響で、監査法人では多くのリストラが発生しました。さらに、会計職は今後AIに仕事を奪われるといった推測がされるようになり、経理・会計の仕事をしたいと考える方が大きく減ってしまったことも関係しています。また、企業でも、直接売上にかかわらない経理部門(管理部門)の人員削減が積極的に行われました。

2010年になると、少しずつ景気が回復してきました。国際会計基準の導入などで内部統制の強化や上場企業の会計処理といった経理の仕事も増えましたが、以前の人員削減の影響により、対応できる経理職員が減ってしまいました。企業はその穴を埋めるため、未経験者にも選択肢を広げて採用活動が行われています。今後も経理・会計関係の仕事は、売り手市場が続くと考えられます。

経理・会計関連で転職したい人が考えていること

売り手市場が続く中で、企業が人材を確保するためにはどうしたら良いのでしょうか? 転職者が企業を選ぶ際に重視しているのが、「会社のビジョン」や「自分のスキルを活かせるか」、「理想のキャリアと合致するか」といったことです。

経理の転職希望者は、転職先の会社のビジョンやミッションに共感できるかを慎重に考えています。経理職は企業の課題改善を図ったり、利益を上げたりできる重要な立場であるため、会社のビジョンやミッションに共感できないと、モチベーションの維持が難しいからです。できるだけ自分の考えに合ったビジョンを持つ企業に入社したいと考える転職者が多くなります。

また、自分が持っているスキルを活かせるかどうかを重視する方も多くなります。経理職は専門性の高い職種であるため、転職先で今まで伸ばしてきたスキルを活用できるかは、転職者にとって大きなポイントです。同じ経理でも、大企業の場合は仕事が細分化されており、中小企業の場合は幅広い仕事を担当するといったように違いがあります。求職者は過去の経歴と似た業務ができる会社を選ぶケースが多くなります。

ほかにも重要なのが、転職者の思い描くキャリア像と合致するかどうかです。将来管理職を目指す方もいれば、大きなキャリアアップを希望していない方もいらっしゃいます。たとえば、財務戦略を立て実行するCFOを目指す方は、経理財務部門で長く経験を積まなければなりません。求職者の中には、応募先の企業で目指すキャリアを実現できるかを確認して選ぶ方が多くなります。

売り手市場が続く現在は、転職者が高水準の企業を探しているケースが多く、人材確保が難しくなります。しかし、応募者の目指すキャリアに合致していたり、培ってきたスキルを活かせたりする企業は選ばれやすいため、ぜひその点をアピールしてみましょう。企業側にとっても、ビジョンや必要なスキルが一致した応募者を採用することには大きなメリットがあります。

応募者を確保しやすい求人の出し方

応募者を確保するためには、求職者が知りたいポイントを求人票に明記してください。労働時間や給与、福利厚生といったことが明確だと、求職者は応募しやすくなります。また、転職者が重視している「会社のビジョン」「スキルを活かせるか」「どのようなキャリアを積めるか」といったことを記載するのもおすすめです。

ミスマッチを避けるためには、仕事内容をできるだけ具体的に書くのが効果的です。経理の実務経験がある方でも、会社によって行ってきた仕事に違いがあるため、業務内容を分かりやすくしておきましょう。仕事内容が明確だと、求職者は仕事の内容をイメージしやすく安心できるため、応募者を増やすことにもつながります。求人票の書き方を工夫して、応募者を増やしましょう。

年齢や性別より経験値や性格を重視

経理職員を採用する際は、年齢や性別よりも、本人の経験値や性格を重視することをおすすめします。理想的なのはひとつの会社で3年以上実務経験を積んだ人材です。会計には一年に一度しか行わない処理(決算など)も多くありますが、3年間経理を行ってきた方は、処理方法を習得している可能性が高くなります。新しい環境でも対応できると考えられ、即戦力としての活躍が期待できます。

また、コミュニケーション能力を始めとした性格面も重要です。経理職員には、親会社や関連会社に折また、コミュニケーション能力を始めとした性格面も重要です。経理職員には、親会社や関連会社に折

まとめ

経理職員を探す際は、どのような人物を採りたいか基準を決めてから採用活動を行うことをおすすめします。基準を決めておくことで、年齢や性別に左右されずに、優秀な人材を採用できます。また、基準が明確であれば求職者にとっても分かりやすいため、応募者を増やすのにも効果的です。ぜひ採用前に基準を定め、理想的な人材を確保しましょう。

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