大手企業の経理職への転職を成功させる3つのポイントを徹底解説

目次
経理職で転職する際、大手企業を狙おうと考える人もいるでしょう。しかし、大手企業の経理職への転職はそれほど簡単ではありません。
しっかりと対策をして転職に臨む必要があります。
本記事では大手企業の経理では、どのような人材が求められるのかについて解説していきます。また、大手企業の経理職への転職を成功させるポイントや有利に進められる資格などについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
大手企業の経理で求められる人材像

大手企業の経理で求められる人材像には、主に3つの特徴があります。
どのような能力が求められるのかを理解して、その能力が得られるように努力していくことが大切です。
1. 高い専門性を所有している
大手企業の経理と中小企業の経理で大きく違うポイントは、細かい分野で分かれているかどうかです。
大手企業の場合、経理担当者は基本的に複数人います。そのため、1人の経理担当者が複数の分野を担当するというケースは少なく、1つの分野を専門的に行うことも多いようです。
例えば主計や税務、財務、管理会計などの分野です。
中小企業の経理は、これらの業務をすべて行わなくてはいけません。その代わりにそれぞれの分野に対して、高い専門性はあまり求められない傾向にあります。
大手企業はその逆で、どれか1つの専門性が非常に高いことが求められます。そのため、自分が得意とする分野の専門性を高めておくことがおすすめです。
2. マネジメント経験がある
大手企業は人員が非常に多いので、チームで仕事をするのが基本となります。
そのため、チームリーダーを経験しているなどマネジメント経験があることも評価のポイントになります。
今から大手企業の経理職へ転職を考えている人は、現在勤めている会社でチームリーダーができるようなプロジェクトはないか確認してみてください。
可能であれば少しでも経験を積んでから転職をした方が成功しやすいでしょう。
3. 英語力
大手企業であればあるほどグローバルに展開していることが多いです。
そのため、ある程度の英語力も求められます。
経理は他の職種と比べると、英語力が求められない傾向にありますが、それでもビジネスメールがやり取りできる程度の英語力はあった方が望ましいです。
大手企業の経理職への転職を成功させる3つのポイント
大手企業の経理職へ転職を成功させるには3つのポイントが重要になります。
それぞれのポイントについて確認していきましょう。
1.キャリアを明確にする
大手企業へ転職をする際は、自分にどのようなスキルがあるかをアピールすることが重要です。
今までのキャリアを明確にして伝えるようにしてください。
具体的にどのようなプロジェクトに関わってきたかなどもアピールできると効果的です。
また、先ほど紹介したマネジメント経験などがある場合は、強くアピールをするようにしてください。
今までの自分のキャリアをわかりやすく、余すことなく伝えるつもりで面接に臨むと効果的です。
2.英語力や国際会計の知識などをアピールする
大手企業はグローバルに展開していることが多いので、キャリアだけではなく英語力や国際会計の知識をアピールすることも効果的です。
大手企業に応募する人材は、経理業務の経験をもつ人が多いでしょう。
しかし、英語力や国際会計の知識が豊富な人材はそれほど多くありません。
そのため、これらについてアピールすることができれば、転職成功への近道になります。
3. 前向きな転職であることを強調する
転職にはいろんな理由があると思います。
今の会社で嫌な思いをしているから転職したいと考えている人もいるでしょう。
しかし、転職理由がネガティブなものになるのはあまりおすすめできません。
キャリアアップなどの前向きな理由の転職であることを強調してください。
転職理由については間違いなく問われると思うので、マイナスなイメージを与えることがないように注意しましょう。
大手企業の経理職への転職を有利に進められる資格
大手企業の経理職への転職が有利になる資格は数多くあります。
その中でも代表的な資格を3つ紹介いたします。
1. 簿記
経理職へ転職するうえで最も取得しておいた方がいい資格といわれているのが簿記です。
そもそも簿記を所有していることを応募条件にしている企業も数多くあります。
簿記は2級以上が評価の対象となる場合が多いので、それらの取得を目指してください。
2. 2. TOEIC
TOEICとは英語の試験のことです。
TOEICの点数次第で、英語力を図ることができるというものになっています。
経理であれば英語は必要ないと思うかもしれませんが、取引先が海外にいる場合など英語力が求められるシチュエーションは数多くあります。
そのため、ある程度のTOEICの点数はあった方がいいでしょう。
評価の対象となるのは一般的には700点以上であり、800点以上あれば高評価とされています。
外資系の大手企業に応募する場合は、それ以上の英語力が求められる場合もあります。
3. 3. USCPA、BATIC
USCPAとは米国公認会計士の資格のことです。
そしてBATICとは国際会計検定のことで、どちらもグローバルに経理職として働くためには欠かせない資格となっています。
外資系企業がこれらの資格を必要とするのはもちろんですが、日本企業でもグローバルに展開していることが多くなってきました。
そのため、将来的なキャリアアップも考えて余裕があればこれらの資格を取得しておくことをおすすめします。
これらの資格を所有していれば、海外勤務などの話が上がった際に手を上げることができるかもしれません。
こうしたチャンスをつかむことで、転職してからでも早くキャリアアップをしていくことが可能になります。
資格は努力のアピールにつながる
資格を取得しているということは、資格取得のために努力ができるということです。
「資格を取得しているから知識がある」と評価されるのはもちろん、努力できる人間であることもアピールできれば、転職の際も良い印象を与えられます。
少しでも転職を有利に進めたい人は、これらの資格にチャレンジしてみてください。
まとめ
大手企業の経理職へ転職するのは難しいです。
しかし、資格を所有していたり英語力が高かったりすれば十分に成功する可能性はあります。
大手企業へ転職するということは、その後のキャリアアップも狙いやすくなるので、いろんなメリットがあります。
転職するかどうか迷っている人は、ぜひ本記事を参考に転職を検討してみてください。
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