派遣社員として経理の仕事をしたい！必要な資格はある？

2023/03/15

派遣の仕事の中でも人気が高いものに経理事務の仕事があります。
一般事務をしている方の中にも、キャリアアップのために経理の勉強をする方が多くいらっしゃいます。
経理の仕事をしてみたい場合、どのようなスキルを身につければ良いのでしょうか？　
こちらでは、経理業務に必要なスキルや、役立つ資格についてお伝えします。

経理の仕事内容は？

経理の仕事内容は
経理の仕事は、大きく分けると、支払い・入金・会計データの入力を含む財務諸表作成があり、派遣社員にはそれぞれのご経験に応じて分担されるケースが多い様です。

支払管理業務では、各部署から回されるレシートや請求書をまとめ、支払いの準備を行います。
支払いチェック表の作成や、ネットバンクを使用し銀行振込み準備をするところまでを担当する事がほとんどとなります。

入金管理業務とは、会社に入ってきたお金を管理する業務です。
日々、会社には多くの入金がありますが、入金先、入金金額を突合し、入金漏れや不明入金の把握を行い、未収入金や売掛金の残高確認といった業務を行います。

月末や四半期、決算の時期に行うのが財務諸表作成です。
売上データ、支払管理や入金管理等のデータを元に、貸借対照表や損益計算書といった財務諸表を作成します。財務諸表は、データが正しければ専用ソフトを使いワンクリックで作成できます。
しかし、管理記録には間違いがある場合もあり、その場合は原因を確認し修正を行わなければなりません。

会社によって経理の仕事内容は異なりますが、支払いや入金、財務諸表を作成するという点では共通しています。

経理の仕事で求められるスキル

経理の仕事には専門性が高く難しいイメージもありますが、簿記、会計の知識が高くなくても挑戦可能な場合もありますが、経理のスキルを高めることで、採用の確率が上がったり、キャリアアップにつながったりします。

経理事務で求められるスキルのひとつが日商簿記資格になります。
実務未経験者の場合、簿記2級以上の資格を持っていると、能力をアピールできます。
資格を持っていない場合でも、就業後に取得したいとい高い意欲があると採用に結び付く可能性が高まります。

当然実務経験がある方は有利です。会社によって異なりますが、経理は資格以上に実務経験が重視される傾向があります。
経理として働いたことがある方は、どのような会社でどういった形で経理業務を行っていたかを伝え、アピールしましょう。

また、現在はほとんどの会社で会計ソフトが導入されているため、使用経験がある方も有利です。
会計ソフトを使った経験があると、選考で評価されやすくなります。
会計ソフトには勘定奉行（オービック）や、弥生会計、PCA会計などさまざまな種類がありますが、操作方法はほとんど変わりません。どの会計ソフトを使っても役に立ちます。

経理の仕事をしたい方は、ぜひ日商簿記や会計ソフトに挑戦し、採用の確率を上げましょう。

資格よりも実務経験が大切

資格よりも実務経験が大切
経理関連の資格には、日商簿記を始め、公認会計士や税理士、ビジネス会計検定といったようにさまざまなものがあります。
しかし、経理の仕事をするのに必ずしも資格は必要ではありません。
上述の通り、むしろ、経理の仕事では実務経験のほうが重視される傾向があります。

経理として働きたい方は、資格なしでも経理として働ける会社に入り、実務経験を積みましょう。
3年以上の実務経験があると、選考でも評価されやすくなります。

資格を取得してから応募したいという方もいらっしゃいますが、現在は売り手市場で転職しやすい時期です。
資格を取ってから転職活動を始めるよりも、早いうちに実務経験を積める企業に応募するほうが、希望の会社に入りやすくなります。
経理の仕事をしたい方は、資格よりも実務経験を優先してみましょう。

持っておくと有利な資格

経理の仕事に必ずしも資格は必要ありませんが、持っておくと有利な資格は多くあります。おすすめの資格をご紹介します。

日商簿記検定

経理関係の選考でもっとも役立つのが「日商簿記検定」です。
こちらの資格では、記帳の基本から商業簿記、会計学といったように、経理についての知識を幅広く学べます。4～1級まであり、選考で有利になるのは2級からです。
1級に受かると、経営管理や経営分析についての知識が身につくとされています。

給与計算検定

「給与計算検定」は、内閣府認定一般財団法人の職業機能振興会が主催する資格です。
基本的な給与計算から、社会保険・所得税・住民税といった実用的な知識まで学びます。
資格取得のために勉強することで、給与計算の知識が身につき、労働や税に関する法令の知識も深められます。

ビジネス会計検定

「ビジネス会計検定」では、財務諸表を作成したり、読み解いたりする力が身につきます。
一般社員から経営者まで、幅広く役立つ資格です。
1級では、会計の応用として経営方針や企業評価といったマネジメントスキルも学びます。

まとめ

経理の仕事には資格がなくても挑戦できますが、資格を持っていたほうがキャリアアップしやすくなります。
資格なしで採用された方も、就業後に働きながら資格取得を目指しましょう。
経理業務の選考では、資格よりも実務経験が求められる傾向があるため、未経験の方はまず派遣として働いてみるのがおすすめです。
派遣として経験を積みながら資格を取得し、キャリアアップにつなげましょう。